これでアメリカが不況?[追加]2009/07/10 00:51

7/4はアメリカの独立記念日で国の休日だ。今年は7/4が土曜日だったので、7/3が代休だった。7/2の晩から例のチェックイン・カウンター前のレストランに人がズラリと並び始めた。夕方ホテルに戻って部屋の窓からホテルのアプローチの道路を見ると車がズラッと列をなしてのろのろ走っている。また思った、これでアメリカは不況?と。

夕食を食べるレストランに行くため賭博場を横切る。レストランでもないのに人が並んでいる窓口がある。Player’s Clubと書いてある。ここでメンバー登録をするとレストランが割引になるなどの特典がある由。そういえば7/2朝にチェックインカウンター前のレストランに朝食を食べに行ったら入り口にPlayer’s Specialと言うセットの案内があったことを思い出した。トースト2枚、長さ15センチ厚さ1センチほどのステーキ、卵二個、ポテトフライとコーヒー飲み放題でPlayer’s Clubメンバーなら$5.99、非メンバーなら$9.99(要するに私がPlayer's Specialをとって食べたということです)。これでは名古屋のモーニングセット顔負けですね。ステーキは日本の上級ビフテキ定食級のサイズだし、結構うまい肉を使っている。「なるほどいろいろ客寄せの手口を使っているんだ」とは思ったが、その手口にのってセッセと消費に励むアメリカ人の消費意欲は不況でも旺盛と見た。

帰国してから、失職して日本を去る金融業界に勤める知人のアメリカ人の送別会に出席した。アメリカ出張時の印象を話したらNobody who comes from the States can believe Japan is in a recession when they come here(東京に来たアメリカ人だって日本が不況だと言っても誰も信じないよ)と逆襲された。東京とアメリカの田舎町を同じ平面で比較するのはおかしいと指摘するとFlorida is a rich part of the States(フロリダは裕福なんだ)と再度逆襲。まあこうやってパーティーの会話が続いてゆくんですね。

その人によれば在日のアメリカ人の数は確実に減少しているという。この不況は表層的な消費の姿からよりも、消費の単位や商品の単価、滞日中の外国人の数とかいった、もう一段深いレベルで計るべき種類のものなのかもしれない。

水のなるほどクイズ2010